2013年5月1日水曜日

9日目:ウェスタン乗馬体験

昨年夏、初めてウェスタン乗馬体験をしたあの楽しさが忘れられず
今回もチャレンジしてきました。

SpezialeとMontalbano付近のSP(県道)10号沿いにある
「Parco di Mare(パルコ・ディ・マーレ)」はブリティッシュと
ウェスタン両方のスタイルを持つクラブ。
英語が全く通じないためTrullo Caterinaに予約をお願いしました。

初心者OKのトレイルライディングは2種類。
カントリーコース(campagna)とビーチコース(spiaggia)。

ビーチコースが希望だったのですが定員に達しなくて実現せず、
「カントリー1時間コース」を選択。
クラブに隣接するオリーブ畑、お花畑など自然の風景を眺めながら
のんびりと乗馬体験できるので初心者の方におすすめです。

馬は非常によくトレーニングされていて最初から最後までクラブの
オーナーがコースをリードしてくれるので、乗馬経験ゼロでも安心。
ウェスタンスタイルのトレイルライディングなので、片手の手綱。
「左(sinistra)」「右(destra)」「前進(avanti)」と「ストップ」と
踵で合図する「速歩(trot)」だけ頭に入っていれば大丈夫。
しかもオーナーが口笛や舌をならして馬に合図をおくっているので
正直自分で指示出ししなくても完全にコントロールされてますw

オリーブとイチジクの木々をくぐり抜け、色とりどりの花々が咲く草原を
ポクポクと歩き、前方には真っ青なアドリア海が広がるという、なんとも
贅沢な環境のトレイルライディングで自然を満喫♬

唯一の残念ポイントは自分の乗馬姿を写真に撮れないことでしょうか。
トロットすると激しく体が上下するので携帯カメラを忍ばせたい人は
胸ポケットがついたシャツの着用をおすすめします。
そうすれば、馬の列調整のためにトレイルを一時ストップした時などに
まわりの景色やお友達の乗馬姿を撮影できる機会があるかもしれません。
ライディングしながらの撮影は危険なのでやめときましょね。

そうそう、女子には肝心な乗馬スタイル。
足元はブーツまたはスニーカー、ボトムスはジーンズかサドルで
すれないようなしっかりとした素材のパンツを履いていればOK。
全く日よけがなく、しかも海に近い平地なので陽射しは強いです!
UV対策はもちろんのこと帽子を被るなら脱げないようビーニーを。
ビーニーだとサングラスの押さえにもなるし、おすすめです。

ロングヘアの場合、下の方でしっかりと結んでおくか、固いシニョンに
しておかないと、あっという間に全部ほどけてしまいます。
まぁ、髪をたなびかせて、ってのも素敵ですけどね。

☆コースリストと昨年撮影した写真を帰国後にアップ予定☆

「Parco di Mare」
C.da Ottava s.n. Montalbano di Fasano(BR)
Tel: 335-721782, 080-4810949
http://www.parcodimare.com/

2013年4月28日日曜日

8日目:季節モノ・アーティチョーク

アーティチョークはイタリア語で「Carciofi(カルチョーフィ)」。
日本ではほとんど瓶詰めにしかお目にかかれないので、まさか今が
アーティチョークのシーズンだとは思ってもいませんでした。

チステルニーノ(特にvia Roma)には野菜売りのトラックが出ていて、
アーティチョークがスターアイテムになっている様子がよく分かります。
つぼみ部分だけのと茎付きのものが売られていて、大コーフンッ!
日本ではこんなに溢れるほど売られているのは見た事もありません。
どうやらストーク(茎)も食せるらしいです。知らなかった!

つぼみ一個でも、茎付き一本でも、20チェンティージミくらい。
10個(本)で買えば1.5ユーロ。
日本円で200円以下って、何それ・・・安すぎる!

八百屋でも同じ値段ですが私はトラックでつぼみ10個購入。
1.5ユーロのはずが、何故かさらに安くなって1ユーロ!?
10個買っても実際に食べられる量は大した事ないとは言え、
あまりの安さに驚いてしまいました。

この日のディナーはTrullo Caterinaから定番料理のボンベッテ(肉巻き)と
ソーセージを振る舞ってもらえる事になっていたので、ゲストの私たちは
アーティチョークのグリルを作る事に。
(ま、正確には私は料理も何もせずテレビを観ていただけですが)
少し茹でてから、オリーブオイルとバルサミコ酢をまぶしてグリル。
とても香ばしく美味しくできて、ママ達にも喜んでもらえました。

Caterinaのパパはいつもアーティチョークを圧力鍋で調理するそうで、
次回のアーティチョークは茎も付いたバージョンの一皿で決定です。

長期滞在だとローカルの食材を自分で料理できるのが楽しいですね。
こちらに来ると缶詰とか瓶詰めとかインスタントの食材からは遠のいて、
季節の食材を食べることが多いのですが、それって本当に贅沢なこと。
食が豊かなプーリアだから、旅の満足度もグンとアップするのです。








7日目:ガルガーノ半島へドライブ

プーリア州北部のフォッジャ県にポコッと突き出てるとこがガルガーノ半島。
ここは国立公園にも指定されている自然がキレイ+海岸線の景色が美しいと
評判の人気リゾート地のひとつ。
有名スポットとしては、ペスキチ、ヴィエステ、そしてトレミティ諸島など。

Trullo Caterinaのママと、そのガルガーノにドライブに行ってきました。
国立公園エリアに入ると山のクネクネ道が海岸線にせり出しているので
眺めは素晴らしいけれど、かなりスリル感があります。
(おそらくソレント周辺もそんな感じなんでしょね)

チステルニーノを朝出発してガルガーノ半島に到着したのは昼過ぎ。
ペスキチまで行ったら家に帰れないかも、ということでヴィエステに
立ち寄ることにしました。
観光地らしく砂浜ビーチ沿いにレストランやホテルが点在していましたが、
もしステイするなら少し崖上のホテルなんかが素敵そうだと思いました。

街の中心から港にすぐに下りていけるので、チステルニーノがある
イトリアの谷エリアとは街の道も趣きが全然違っていて新鮮でした。
「海」が中心の観光地なんですね、きっと。
街にも海を見渡せるレストランもたくさんあった印象。

それにしてもイトリアの谷エリアから、ガルガーノは遠いぞ!遠すぎる!
ブリンディジ空港からバーリを飛び越えてフォッジャ空港まで空路で
移動した方がいいじゃないかってくらい、スーパー遠い!
結局ヴィエステ滞在2時間程度でチステルニーノに帰って来たのは夜8時。
腹ペコです。

もし、ガルガーノ観光を楽しみたいのであればバーリ空港に降り立って
ガルガーノ、世界遺産カステル・デル・モンテ、バーリを観光してから
南下した方が良いと思います。
フォッジャもまた別の魅力があって素敵ですが、プーリアの真ん中あたり
ポリニャーノ以南のほうがとんがり屋根のトゥルッリもたくさんあって、
海あり、オリーブ畑あり、で「プーリアっぽい」感じを楽しめるのでは。
トゥルッリが有るのと無いのでは気分も変わるなぁ、と改めて感じました。






2013年4月27日土曜日

6日目:イタリア解放記念日

1945年4月25日第二次世界大戦終了時に北イタリアが
ナチから解放されたことを祝うイタリア解放記念日。

イタリア人は右か左のどちらかにしか分かれないらしく
複雑な日でもあるようですが、南イタリアにいる日本人だし
無所属ってことで普通に祝日ウォッチングしてみることに。

チステルニーノ旧市街イチ、オサレなバー「Le Terrazze」で
若者向けパーリーがあるというので、決して若者ではないが
のぞきに行ってきました。

この店は丘の上にある街の崖のへりを利用した屋外バーで、
眼下に田園風景が広がるとても眺めの良い人気スポット。
祝日のこのパーリーでは、DJが入ってオサレ風の雰囲気。

普段はどこにいるの?というくらい若者がドッサリいましたが
誰も踊らない・・・イタリア人はとにかく踊らない。
DJがどんなに頑張って盛り上げても・・・踊らない。
音に合わせてちょっと体を揺らすくらいでいいらしい。
かっこつけたいんだと思う。シャイな人たちです。

ドリンクは先払い制でジントニック5ユーロ、ビール3ユーロ。
結構高い。
人ごみのなか座れるところを確保して、人ウォッチング開始。

ココ何日かで気がついていたけど、男子がみんな同じ髪型してる!
サイドを刈り上げて、トップだけにボリューム出したスタイルが
一大ムーブメントになっているようでございます。
このムーブメントは10〜20代の男子限定で、後頭部が寂しげな
大人がやってしまうと大変恥ずかしいことになりますので、
注意が必要です。
観察の結果、一部の女子にもこのムーブメントがみられました。

ちなみにDJも、もれなく同じ髪型。
これからイタリアにいく若者はこの髪型をしていれば
現地にすんなり溶け込めること間違いなしです。

夕方スタートだったのと逆光で写真におさめるのが難しかったのが残念。
この日の夜は卵黄のような満月がドドーンと出ておりました。
そんなイタリア解放記念日。

Le Terrazze
Vico Remo, 8 Cisternino(BR)
Tel: 340 1208891











2013年4月25日木曜日

5日目:自然保護区トッレ・グアチェートへ

まぁ、また海に行った訳ですが(ただの海好き)。
本日は自然保護区に指定されている「Torre Guaceto(トッレ・グアチェート)」へ。

ここだけは何年プーリアに通っても一度も足を踏み入れたことがなかったスポット。
なぜなら、シーズンともなるとあまりの混雑ぶりに車が入れないから!!
そしてプーリアに来るのは夏限定の私。

オフシーズンだから「そこに海があるだけ」状態なのは覚悟で
長年恋い焦がれたそのTorre Guacetoへ!

SS(=Strada Statale 州道)379号を「BRINDISI」方面へ南下して
「Torre Guaceto」のサインで下り、素直に矢印サインに従って
海にでてみたのはいいが・・・
で、一体どこからがTorre Guacetoなの(笑)?
イマイチ確証のないまま車を降りて海辺を歩いてみました。

アドリア海側で、午後の時間でこの透明感はスゴイかも!
さすがの美しさ!
ターコイズブルーなのか何なのか説明不可能な色!

夫婦で日向ぼっこしていたり、若いカップルがデートしていたり、
シエスタをビーチで過ごすイタリア人をみて、その瞬間だけ
いいなぁ、私もイタリア人になりたい・・と思ったのでした。
だってお昼休みにこんなビーチに来られるなんて贅沢すぎますからー!

ここには何か特別な目的を持ってわざわざ観光に来るというより、
美しい海を見ることができるだけで満足というマインドが大事かも。

また夏に来る事があれば超早起きしてチャレンジしてみたい。


Torre Guaceto
http://www.riservaditorreguaceto.it/































2013年4月24日水曜日

4日目:海辺のシーフードレストランへ

仕事がテンテコマイな感じで昼過ぎになるまで全く動けなかった4日目。
寒いし、疲れたし、うぅ・・・

4月は産卵前で味が濃厚なウニが食べ頃、とのことで
海辺をドライブがてら、シーフードを食べに行きました。

今にも雨が降り出しそうな寒〜いチステルニーノを出発して、
16号まで車で下りて来たら気温が全然違って暖かい!
前方に見える海の色もキレイです。
これは期待。

TORRE CANNEのcentroから海辺の道へと出るアプローチが
ドラマチックな感じがしてとても好きなので、オフシーズンで
人っ子一人いないTORRE CANNEを通ってコーストラインへ。

浅瀬で岩がゴツゴツした海のすぐ脇を走っている大好きな道。
海の色も夏よりはディープブルーに見えます。
車も少なくて快適。
TORRE CANNEより北上して、Savelletriへ向かいます。

向かう先は定番中の定番「Alba Chiara」。
テーブルから海までの距離が1メートル程度しかないという
ロケーション最高の人気のシーフードレストランです。
ほとんど誰もいなかったけど食事OKとのことで行ってみると、
スタッフ総出でウニを瓶詰めしていました!
夜のパスタ用なんだそうです。

ビール、ウニ、ミックスシーフードのローストを注文。
こちらのウニは小ぶりなのでとりあえず10個頼んだのですが
うま、うま、うますぎまーす!もっと食べたーい!と20個追加。
お店のお姉さんに「え、10個追加?なに、20個?」と呆れられw
きました、ドーン!
ウニッ!



お味、最高!夏に食べるより格段に濃厚でトロッとしていて、
本当に何十個でもいけそう。

定番ディッシュのシーフードミックスも、イカ、タコ、エビが
焼き加減最高につき、夏より美味しいという評価。

絶対に内緒にしておきたいお店NO.1の「Alba Chiara」ですが
それ以前にプーリアに日本人があんまり来ないよねw
・・・ってことで。
ここは本当に美味しくて、お店の人もとっても感じがいいので、
プーリアに来たら絶対に試す価値のあるお店です。
今回の旅でも、せめてもう一回くらい来たい!

ちなみにお会計は50ユーロ。
海が目の前に迫る最高のロケーションで、ビールと激ウマの
シーフード盛り沢山で一人3000円くらい。
文句なしに最高のお店です♬

Alba Chiara(アルバ・キアラ)
Via Appia Antica 72016 Torre Canne(BR)
Tel: 339 536 5659
http://www.ristorantealbachiara.it/il-chiosco/gallery


2013年4月22日月曜日

4月22日:3日目の朝

プーリア3日目の朝。
まだどこにも行ってないw

そして相変わらずお天気がよくないです。
朝6時半に起床して外に出てみたら霧がかかっていました。
少しのぞきはじめた太陽が昨夜の雨で濡れた草花に光を落として
キラキラとしていて、とてもきれい。
・・・が寒い・・・激さむです。

午前中にロコロトンドの宿Trulli Angelaに挨拶にいくはずでしたが
東京の仕事に追われて結局断念。
ゆっくりと朝ご飯を食べて、午後はチステルニーノへ向かいます。

写真はTrullo Caterina敷地内のフィグ。
夏にはたわわに実っているフィグも、春はまだ葉も少なく
実もカチカチで小ぶりです。